「しんに」とも読む。単に「膜」ともいい、仏教では負(貫欲)、膜(頗志)、痴 (愚痴)の三毒の一つといわれる。自分の心に逆らうもの、自分の思いと違うもの を怒り恨むこと。 カーッときたら、「ちょっと待てよ」 「お高いお茶碗だったのですか」 「たいしたものではありませんがおそろいになっているものですから、一つでもかけてし まうと……。この子ったらお父さんに似てそそっかしいんですよ」 「これくらいのお茶碗はおそろいでお求めになると、おいくらくらいなんですか」 「買った当時で三万円くらいでしたので、今ならもっとお高いかもしれません」 「家計を預かる者として大変ですね」 「そうなんですよ」 ここからが肝心です。 どと責めている声が聞こえてきます。
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